紅茶に合う水は軟水か硬水か?紅茶の特性に合わせよう

水 紅茶に軟水を使うか硬水を使うかは、紅茶の特性に合わせて決めます。

紅茶にも種類があり、ダージリンやアッサム系の紅茶はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が多い硬水が合い、セイロンやインド南部産の紅茶は軟水が合うとされています。
茶葉によって違いがあり、香りを引き出すのに適した水もそれぞれ異なります。

日本に多い軟水に合う茶葉の種類は

ダージリンの茶葉 日本のほとんどの地域で飲まれている水は軟水となります。
しかしヨーロッパでは硬水の地域が多いです。
紅茶はイギリスで好まれていて、のちに日本にも伝わりました。
現在は、硬水の多いヨーロッパには、ダージリンやアッサム系の紅茶が輸出され、日本にはセイロンやインド南部産の紅茶が輸出されています。
日本でティーバッグとして売られているのは、ほとんどがセイロン産の茶葉となるようです。

軟水と硬水は、含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル量の違いによって区別されます。
軟水は素材の味を生かす とされ、軟水を使うと紅茶の香りをよく引き出すことができ、渋みも含めた味わいも出やすいとされます。
渋みを好まない人なら、硬水が向いていると言えます。

硬水だと香りも弱くはなりますが、クセのない味がいいという場合は美味しく感じるようです。

硬水向きとされる種類の紅茶でも、軟水で入れたほうがおいしいという日本人は多いです。
人によって好みはまちまちで、全員がそう感じるわけではありませんが、軟水で素材の味を引き出す和食などの料理に慣れた日本人には、硬水で入れた紅茶に違和感を感じることが少なくないようです。

ただ、水のミネラル分が少なければ少ないほどいいというわけでもありません。
紅茶の茶葉の成分はミネラルと反応し、香や色が溶出されるので、ほどほどの量のミネラル分は必要です。
その茶葉に合ったミネラル量という、絶妙のバランスが必要とされるわけです。

個人の好みもさまざまですから、有名店に任せるというより、自分なりにお気に入りの組み合わせを見つけるというのが理想ででしょう。

水質よりも茶葉のランクによる差が大きい

ダージリンティー ダージリンは、硬水で入れるほうがおいしいという人が多いようです。
水質によって出る色もかなり違い、軟水でダージリンを入れると赤っぽくなり、硬水を使うと黒っぽくなるようです。

味も濃く出るので、ダージリンの場合は硬水が好まれやすくなっています。

色が濃くなるのは、硬水のミネラル分と紅茶の成分が結合するからです。
そのため、沈殿物が下に沈むこともあります。

ダージリンに限らず、硬水で入れたほうがおいしいという人が、特にイギリスに住んだ経験のある人に多いようです。
馴れ親しんだ味がいいというのは、ありがちなことです。

硬水で入れると色が濃く、香りが薄くなりがちですが、そこに味わいを見出す習慣ができると、それがいいということにはなりそうです。

日本人は軟水で入れた、素材の風味が生きた紅茶がおいしいと感じる傾向があります。

ヨーロッパで紅茶がよく飲まれる国は、イギリスです。
イギリスは硬水の地域が多いですが、硬水と言っても他のヨーロッパ諸国に比べればだいぶ硬度は低いようです。

イギリスの中でもスコットランドやウェールズ地方は、軟水です。
そのためにイギリスには紅茶文化が根づいたとも考えられます。
硬度の低い硬水か、軟水が一般的には紅茶には向いているのでしょう。

ただ、おいしく紅茶を飲むうえで最も影響するのは、水質ではなく茶葉のランクのようです。
どちらの水を使っても、ランクがそれほどでもない茶葉の場合はあまり良い味とはならず、ランクの高い茶葉だと断然おいしいようです。
茶葉のランクによって値段が大きく違いますが、それだけのことはありそうです。